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Forward Into Battle / ENGLISH DOGS
失恋船長 ★★★ (2020-10-16 12:34:26)
元々はパンク/ハードコアスタイルの音楽性だったが徐々にメタルへと接近、今作はパンクサウンドを下地に、正統性の強いメタルへと憧憬も垣間見えるクロスオーバースタイルへと昇華、吐き捨て型のパンクヴォーカルに対して、ドラマティックなギターが登場したりと、メイデン風味も感じさせるなど、一筋縄ではいかぬ多様性を披露。
ときには勢いのあるギャングコーラス風もあったりと、スラッシャーにも勧められる過激さも完備、少々軽めの音質ではあるが、首筋辺りが疼くスピード命の楽曲は魅力的ですね。
勢い重視の楽曲ではあるが、耳をすませば意外と複雑な拘っており、テンションの高い演奏を相まって独自のスタンスで攻めている。個人的にはもう少し深みのあるミックスの方が好きだし、パンク気味の唄はドストライクとはならないが、これまたギターチームが、予想もしない角度からメロディアスかつ正当性の強めのアプローチで印象的なフレーズを放り込んでくるから嫌いになれません。
粗めの演奏もイイ感じのハイブリット感を誘発、パンクバンドの持つフットワークの軽さと、重厚なメタルが出会い、互いが自己主張した元祖クロスオーバースタイルのメタル/パンクバンドの一つだろう。

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