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Ring of Fire / MARK BOALS
聖なる守護神 ★★ (2020-12-28 19:50:00)
まず当時、参加したイングヴェイ作品と発売時期が微妙(同日!?)だったことから御大のヒンシュクをかった作品(苦笑)。
そして本作...メンツ的にはある種のスーパーバンド的ですが、表向きはあくまでマークのソロ。
イングヴェイの"Alchemy"では("Magnum Opus"収録の)"Tomorrows Gone"の焼き直しだったもののその伸びやかな歌唱が"流石は!?"と思わせた"Leonardo"はあったが、スピード曲ではやや"唄わされた!?"との印象もあったので、(音がややコモり気味ではあるが)本作での"らしい"歌唱には"流石は"と感じさせる名演だと思います。
ホンで、タイトル曲でその後バンドに発展するその名を冠した①は素直に名曲。また某専門誌編集員のメロ派で知られる〇木氏の推し曲でキャッチーなメロが中々秀逸な③や聴かせるバラード⑤なども悪くない(その後も中々聴き所は多い!?)。
しかしBILLIONAIRES BOYS CLUB作品やその後のソロ作品などの音楽性を考えると、やや日本のマーケットにすり寄った音楽性は素直に喜べないモノも感じてしまうのも事実だっだけれど...。
それにしても国内ボーナスの"Nessun Dorma"に於けるオペラ唱法には驚かされたですな(その後のMANOWARの演ったver.とは比べものにならなかった名演だ)。その昔、某局で特集放映され、亡き親父の意思を継いでオペラ歌手とメタルシンガーとの二足のわらじを履いたトーマス・ヴィクストロムの歌唱にも驚いたけどな。

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