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ドゥーム最高!!
kamiko! (2021-01-04 02:24:17)
単に「ドゥーム」と言ってもその解釈は結構難しい。普段ボクが書き込んでいる半分くらいの「ドゥーム」は鈍重でヘヴィでスローだ。
そもそもが破滅的な死をイメージさせる語彙であり、そういう世界観を持つコンセプトアルバムであれば、素直にコレはドゥームだと思える。
が、そんなサウンドの醍醐味は、その長いギターサステイン部分の微妙な振幅やノイズ変化にあり、世界観が暗くなくてもギターの質感によっては
ドゥームロックと解釈されて然りだ。また、そういうノイズ特化な魅力を秘めるドローンも類似したジャンルとして拡大解釈できる。
一口にドゥームと言っても解釈次第では幅広い。浮遊感を突出させるとストーナーロックになるし、はたまたサイケデリックロックとの違いとなると
ギターの質感の共通点という視点だと、これまたドゥームと解釈されても致し方ないところはある。

BOCをドゥームと感じたことはないが、少なくともBOCは初期作リリース頃から、純然たるドゥームロックと言えるBlack Sabbathを引き合いに出して
売ろうとするプロダクションの存在があったようだ。ただ、処女作には、Black Sabbathほどのドゥーム感は無いにしても、BOC中期以降には無い
サイケデリックロックのテイストと翳りがある。そもそもそういう共通項があるから、プロダクションもそういう売り方をしようと思ったんじゃないかね。
また、2nd以降は徐々にサイケ色が薄まっていき、純粋にサイケデリックロックと言えるサウンドは処女作のみと思うが、その残り香は3rdまではあり
さらに、その頃までは、明るいホラーエンターテイメント性は薄めで、特に3rdあたりは翳りを伴うサウンドだったように思う。
余談だが、BOCはそれ以降もやたらBlack Sabbathを引き合いに出されていたが、中期以降は初期Black SabbathではなくDio在籍時の兄弟分的売り方だった
と記憶している。その頃はBlack Sabbathも様式美に変化しており、もはやドゥームロックとの比較という次元ではない。

仄かにドゥーミーな要素を含むHMであるSlammer(レビュー書いてみたよ)。
魔女ストーナーの有名どころBlood Celemonyは普通に誰でもドゥーム要素を理解できる。
聴き手によってはドゥームと素直に言い難いクラシカルロックの趣きのあるDark Realityは、ギターのリフと質感にドゥーム要素が仄かに感じられる。
また、オジー似ヴォーカルのストーナー要素を多分に含むTerra Firmaを列挙しているので、めたる慶昭氏のドゥーム観はあながち間違っておらず言いたいことは理解できた。
あなたのBOCに対するドゥーム観で言えば、ボクは処女作にサイケデリック臭を感じるところだが、まあ、BOCをドゥームと言ってしまうと、バッシングされても仕方ない気はするね。
また、Alice In Chainsはあまり好きではないので殆ど聴いていないが、ドゥームのイメージは全く無いかな。Shiraというバンドはボクにはわからない。

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