この曲を聴け! 

Ordinary Man / OZZY OSBOURNE
kamiko! ★★ (2021-01-06 22:50:13)
UK産ポップロック2020年作
ミスマッチなメンバーから、購入意欲が沸かず、購入を後回しにしてたら発売から1年が経ってしまった。ただ、殆ど期待していなかったワリに
予想を超える完成度で、Ozzyという人は何をやってもスゴイ人だなぁと感じてしまう。新ギタリストのAndrew Wattがナニモノなのかさっぱりわからないが
少なくともDuff McKaganが参加し、ゲストにSlashも名を連ねているのだから、Black Sabbathのような英国情緒やホラー風味は全く無い。
妙にアメリカナイズされたサウンド、LAメタルを思わせる作風も登場し、コレは違うだろ・・と思わないでもない。しかしながら、HR/HMにハマり始めた初心者時代
若く感受性が多感な時代に出会ったビッグネームのコラボは◎。ワリと教科書通りな産業音楽的な曲構成、演奏が放つ華やかさに、80年代のノスタルジーが感じられる。
Ozzyも70歳代、上の書き込みで引退宣言を知ったが、丁度この盤が発表された頃にパーキンソン病闘病中を公表したあたり、引退宣言はとても信憑性がある。
しかし、この年齢で、昔と変わらない力強い声量・歌唱力を維持しているところがスゴイ。Ozzyのロック人生晩年はサバス路線あるいは英国情緒のロックで締めて欲しいが
まあ、そうならなかったのなら仕方がない。HR/HMの一時代を担ったOzzyをリーダーとする、ロック集大成サウンドとして聴けば、結構楽しめる作品だ。

→同意