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LIONHEART
失恋船長 (2021-04-01 02:20:03)
このバンドが再び脚光を浴びたのはデニス・ストラットンがプレイングマンティスに加わった事が大きい。実際、1992年に世界に先駆け、日本のみでCD化再発された時は、その前後でBURNN!誌において、再考され名盤発掘的なお墨付きをおもらった記憶がある、そのおかげでワタクシも1stを聴いたのだが、後期NOWBHMバンドとの認識として照らし合わさすと、かなりアメリカンナイズドされたシャレオツなサウンドだったことに驚いたものです。

質は高いがメジャー感がバリバリのメロディアスサウンドだった。後年、コンピ作に収録された曲を聴いた時に、このバンドも少なからずメジャー資本の横槍を入れられ方向性が変わったんだと思ったのですが、1999年に、今なお日本のみでしかリリースされていない、2枚組のデモ集を聴き長年の鬱積も晴れました。

そして30年以上たってから、デニスは、昔やり残したことは見事にやり切り、このバンドを本分となるサウンドをリー・スモールの力を借りて体感させてくれました。

LIONHEART=1stと思われると、このバンドの姿がぼやけてしまいます。特に1stは持ち上がられ話題になりましたが、デモ集はゴット伊藤氏から厳しい言葉を頂いています。BURRN!書いてあることこそすべて、ましてやゴットが言うのならばと言うBURNN!原理主義者には、馬の耳に念仏ですが、もっと広い視野で音楽を聴ける人には、復活後のアルバムは勿論ですが、世界中のコレクターが血眼になって探している。日本盤しか存在しないデモ集も、素晴らしい価値があると理解できるでしょう。いや、むしろデモ集こそ、LIONHERATと思うでしょうね。音楽は耳で判断するものです、活字で判断されるものではありません。ましてや権威に追従するなど…愚の骨頂です。

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