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Ready for Death / NECROPHAGIA
失恋船長 ★★★ (2021-04-09 13:11:49)
つい最近、Bandcampで見つけた幻の一枚。元々はこちらが1stよりも先にレコーディングが済まされていたが(詳しい事情はわかりません)1990年にポコッと出来てきて消えた一枚。ややこしい権利の関係などあったのか知る由もないが、単体での再発はなく、コンピ作に丸々収録されたり、リメイクされた形で数曲、他のアルバムで確認できたものがある程度。マニアとしては、一度は聴いてみたい一品でしたが、これがコチラの想像を裏切るような展開になっていて驚いた。

デビュー作こそ、スラッシュメタル的アプローチだったが、こちらは完全にホラーテイスト全開のブラッケンドなデスメタルスタイルを披露。シンガーもギターの音色も汚らしい糞尿まみれの血みどろサウンドを轟かしているのに驚く、1stリリース以降、デスメタル的なアプローチに移行したと思っていたら、デビュー作が異質で、彼等の本分はこっちの方だったんだと言う事実にひたすら驚きました。
とにかく、恐ろしいです。腐敗臭がプンプンと漂う残虐描写連発のホラーサウンドの凄み、ローファイな音色も手伝い、そのカルト的な恐ろしさに拍車をかけ、なんとも血生臭いB級スプラッタームービーを見せられている気分である。

おぞましきダーティーな残酷メタルは、グラインドコアからの影響も容赦なく撒き散らし、苛烈なるのノイズは自由度の高い音楽性の上で、気色悪さを発揮。彼等が示した激情渦巻く邪悪なるサウンド、その情け容赦のにない激烈さに、聴き手の理性は見事に蹂躙され支配下に置かれるでしょう。

ワシは、このバンドのことを何にも知らんかったんだぁ。

初期型デスメタルマニアならグッとくるでしょうね。

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