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While the Giant Sleeps / Lance
失恋船長 ★★★ (2021-04-29 00:17:57)
ヴォーカル、ギターにキーボードとバンドの主役を張るランス・マシューがランス名義で1996年にリリースした1st。ジャケットに顔アップで映る武将様似の優男がランスさんだと思うのですが、これが実に癖のないワールドワイドなサウンドを披露。スウェーデンのEmpire Recordsから世に出ているのですが、北欧風の甘さよりもスパイスの効いたハードテイストも感じさせ、大衆性にニヒリズムも盛り込んでいる。
勉強不足の為、主役であるランスさんの事は何にもしりません、でもアーティストとしの腕は確かなようで、チョイハスキーな声が、この無国籍メロディアスHM/HRサウンドにバッチリとハマっています。決して明るいメロディアスサウンドではありませんので、爽快とはいきませんが、90年の中頃に奇跡のようなスタイルをサウンドを奏でており、バラエティ豊かな楽曲も見事にやり切っています。無理無駄のないアレンジと秀でたバランス感覚、何を聴かせたいか明確に定めた楽曲にスキは見当たりません。
涼やかな風が優しく頬を撫でていく、哀愁のメロディアスロックの旨味、多様な楽曲を収録することでアルバムに起伏をもたらしているのも見逃せません。実に味のある一枚ですね。

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