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Lords of Sin / Anthems / WITCHFYNDE
kamiko! ★★★ (2021-05-13 01:38:19)
英国産NWOBHM1984年作
ボク世代(40歳代)はMETALLICAのラーズウルリッヒがバンドをチョイスしたNWOBHM2枚組オムニバス盤をキッカケに
NWOBHMブームを体験したメタラーは結構多いんじゃないかと思う。その盤に収録されるバンド群はもちろん、
いろいろ辿って蒐集に勤しんだ時期に、WITCHFYNDEはかなり入手困難で、結局高校時代は入手を諦めてしまったが、
大学時代にこの盤のリマスター盤が発売され、狂喜した思い出があるね。懐かしい。
ただ、購入当時はイメージに反してライトなサウンドで熱狂的に集中して愛聴したということも無かった。
しかし、そのワリにWITCHFYNDEの盤は結構揃ってて、満遍なく愛聴してきた。
バンド名から想像するサタニックな雰囲気はジャケデザインとイントロ部分のみで、かなりキャッチーな旋律で聴かせる。
このバンドのいいところは、この時代特有のラフで華やかな演出のロックサウンドに適度な翳りが加わっている点だ。
結局こういうサウンドは、タイムリーに体験したリスナーか、年齢を重ねて余計な演出の無い原点回帰サウンドがツボにハマる人向けなんだろう。
NWOBHMバンド群の中でも、特に当時のシーンの空気感が伝わってくる。特にボクが所持するリマスター盤にはライブ音源も収録されているから尚更だ。
大きくないライブハウス、照明に反射する塵、独特のやや黴臭さを伴うあのニオイ、そういった感触が蘇るかのよう。
いいね。

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