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Standing on the Edge / ROBIN MCAULEY
失恋船長 ★★★ (2021-05-14 12:43:16)
最近、BLACK SWANというバンドを始動させたFrontiersから、今度はロビンのソロが出ました。スパン早くないのか?なんて心配になりますが、今回もお馴染みの仕事人軍団が集合。アレサンドロ・デル・ヴェッキオにトミー・デナンダーらがクレジットされた安牌感、ある種のマンネリズムも感じますが、手堅いバックアップ体制はレーベル謹製の破壊力を持っているので、そこにどうロビンが絡むかに興味も津々です。

個人的には先行公開されたタイトルトラックの②がDOKKEN過ぎた為にイマイチ素直になれないのだが(それ以外にもアレサンドロ&トミーが関わったバンドの流用がある)、90年代に日本国内でリリースされたソロに通ずるような哀愁のあるメロディと、ロビンの押しの強い歌声が絡むと言うお約束感を見事に演出しており、ロビンのファンであればガッツポーズ連発のパフォーマンスと楽曲の良さに大満足となるでしょう。

このレーベルの強みたる職人技も感じるが、ロビンという事で80年代から90年代風のメロディアススタイルを用意しすぎたのかも知れませんね。細かいことですが一旦気になると、ちょっと冷めてしまいます。

いずれにしても、MSGロビンが大好きな人なら大いに楽しめるでしょう。BLACK SWANほど味が濃くないのも個人的には良かったです。レーベルの意向と威光、出している音に自信があるから、こうやって良盤を次から次へと出してきますね。
今作もメロディ派の心に寄り添うハードサウンドで魅了しますよ。

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