この曲を聴け! 

Conquering the Throne / HATE ETERNAL
悪い悪魔 ★★★ (2021-08-13 16:50:14)
すっかりこのバンドに魅了されて、ついにこの1stもゲットしました!
かっこよすぎるぜ、Hate Eternal!
上の方々いわくMorbid Angelにソックリとのことでしたが、結論からいうと僕はそういう感想を持つに至りませんでした(Morbid Angelの作品はA〜DとGしか聴いておりませんが)。
ただDominationやGateways〜の頃のMorbid Angelに共通する何かをこの作品に感じたのであれば、それはおおよそ当たっているのではないかとも思います。
というのも、Dominationでは半分くらいの曲をErikが作曲しており、このサイトで人気のあるHateworkという曲も正にErik作曲のものであり、Treyは作曲には関わっていないようです(あくまでもネットの情報ではありますが)。ちなみに僕がDominationで特に好きなThis Means Warという曲もErikが作曲を担当しております。
そんなわけで、Dominationやその他のErikが関わった時のMorbid Angelに共通するものをこの作品から感じるのは当たり前の話なのですが、僕にはどうにもこのバンドがMorbid Angelにソックリだとは思えないのです。
もちろんリフやギターソロの端々にErikらしさが感じられ、ある意味ではMorbid Angel的とも言えるのですが、この作品に関わったもう一人のギタリスト、元SuffocationのDoug Cerritoの影響がこの作品には大きく表れていると僕は思うので、Moribid Angelの頃そのままとは言い難いのです。
Dougが作曲したものは当たり前ですが、Suffocation的な要素が見受けられますし、Erik作曲のものもまたMorbid Angelでは使わないようなリフが出てきます。それは捉えようによってはSuffocation的とも言えなくもありません。
そういうわけでこの作品がMorbid Angel的であるという意見には半分賛成であり、半分反対の気持ちを僕は持っています。なので、これからこの作品を聴く方がこれにMorbid Angel的なものを期待すると、がっかりする可能性があると僕は思います。反対にそういった先入観なしに漠然と激しくテクニカルなデスメタルが聴きたい方にはピッタリな作品だと僕は思います。
それと書き忘れましたが、僕は今作と次作からの作品ではやや作風が異なると感じました。僕はそれを前述したDougの存在の有無が影響していると考えています。
→同意