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Return to Evermore / TEN
失恋船長(2021-12-11 15:28:48)
究極のマンネリズムサウンドを作り続けるゲイリー・ヒューズ、それはオープニングから炸裂だが③のイントロが始まった時はずっこけた、歌メロもまんまやる気なのかと、この節操のなさというのかモラルハザード具合がこのバンドの評価を曇らせている。
ある程度、知識のある人ならば顔を曇らせるくらいの拝借である。もっと言えばパクリ方が下手くそとも言える。そういう感度な人にとっては許すまじバンドではあるが、そこまで潔癖ではないモラルのガバガバな人ならば良質なメロディアスロックとして楽しめるでしょう。
明け透けな元ネタを探すよりも、目の前にある音を楽しむという感覚は必要なのかも知れませんが、個人的にはやはり厳しいッス。
前任者はギターを弾きすぎだが、新しい相棒は控えめ、そしてグランジ以降のスタイルを踏襲しており新鮮な風を運んでいる。古典ロックに対するモダニズムと言えば良いのだろうか?色々試してはいるが、如何せん過去からの流用がキツメなので、そういう事すらも問題にさせない不快感が勝っている。①からあちこちで見え隠れする拝借パート、一曲になんぼほど放り込むねんである。それでも成立させているのがゲイリー・ヒューズの人気なのでしょう。日本人に受けそうな曲を書いているのもポイントです。
いまや天罰が下ったのか神様から永遠の丸坊主の刑を喰らったゲイリー・ヒューズ、最近の音源をまるで聴いていないが、余りいい噂を聴かないので頑張って欲しいねぇ。

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