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Live in Texas: Dead Armadillos / TRAPEZE
失恋船長 ★★★ (2022-01-25 14:52:54)
グレン・ヒューズの後任としてシンガーの座に収まったピーター・ゴルビー、彼はギターも担当出来るので四人編成でのライブとなります。ライブという事もありバンドの演奏は良い意味でロックなワイルドさを加味、ファンキーでグルーヴィーなトラピーズサウンドはそのままに、新体制でも十分にやれるという事を証明しています。
グレン時代の曲も、オリジナルに敬意を払い器用に歌うピーターのおかげで、バンドサウンドは壊れること無く機能、スタジオ作よりも荒っぽいギターワークで攻めているメル・ギャレー、実に生々しいサウンドでライブ感を追体験させてくれます。
リズム隊も強めのビートとグルーブ感で勝負、腰に来るノリの良さに、ファンクロックの旨味を味わえるが、個人的にはファンクロックに詳しくないので、ウネリが強めでは無いストレートさがすんなりと耳に入ってきます。グレンの特徴的なベースラインというのがあるので、その質感は変わるが比較して云々かんぬん意見をするつもりはありません。
メル・ギャレーが唄っていた時代はスルーだし、前作から1曲しか無い、そもそも6曲入りですからね、中々バンドの全貌は掴みきれませんが、ピーター・ゴルビーの骨太な歌声をどう感じるかで評価が分かれるでしょう。

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