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The Prophecy of Blight / SOUL GRINDER
失恋船長 ★★★ (2022-05-07 21:34:42)
シンガー兼ベースを担当するエイプリル・ディミック、ギターのアレックス・エイブリー、ドラムのケビン・ロスの3人からなるUS産のダイハードHM/HRバンドの1st。エイプリルのレザー・レオーネをダーティーにしたようなドスの効かせた歌声は、このダークでバイオレントなヘヴィメタルサウンドにぴったり、魑魅魍魎が跋扈する魔界転生サウンドの持つ、尖り具合とダーティーな響き、古典的なスタイルを踏襲しつつも現代的なフィルターを通しハイブリッドする事に成功、その様式に沿ったゴリゴリのメタルサウンドは、新旧のメタルファンを迎え撃つのに十分な迫力を有しており、新人とは思えない完成度を誇っている。
ド派手な攻撃性に頼るだけではない懐の深さも見逃せないポイント、雄々しい猛りのみならず、スローパートも盛り込み表情をつける事も忘れておらず、感情を吐き出すだけではないバリエーションを持っているのも頼もしい限りです。
シンプルに打ち鳴らされるゴン太リズムは極悪なギターサウンドと絡み独自性を確立しているのも、このバンドの特異性を際立たせている。先人達からの影響を巧みに織り込み一筋縄ではいかないバンドサウンドを構築、重さと鋭さを兼ね備えた演奏は緊張感たっぷりであろう。
とは言えパワーで押し切り場面も無きにしも非ずな場面もあり、このあたりはUS産ならではの無愛想さが前目に出るので、US産アングラコンクリートサウンドに耐性のない方は、肩こりを起こすでしょうが、この手のスタイルのヤサグレメタルはアメリカならではの味わい、ひりつく極悪メタルへの需要は、ここ日本にも確実にありますので、マニアならずともトライして欲しい一枚。

最近、この手のインディペント系バンドと距離を置いていたので、楽しんでいますね。サブスク生活は本当に気楽にメジャー音源に触れられるからねぇ。

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