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Pray for Metal / AXE WITCH
失恋船長 ★★★ (2022-05-15 21:33:10)
オリジナルは1982年に4曲入りのEPとしてリリースされた作品。そこにデモや幻のライブ音源などをパッケージして2019年にマイナー音源の発掘に精を出すSkol Recordsから全16曲入りのフルボリュームで世に放たれています。

収録曲はこちら
01 - Born in a Hell
02 - Heavy Revolution
03 - In the End of the World
04 - Death Angel
05 - Axewitch (Demo 1982)
06 - Nightmare (Demo 1982)
07 - Beyond the Realms of Death (Judas Priest cover) (Demo 1982)
08 - We Salute this Town (Demo 1986)
09 - Dance to the Music (Last Flight cover) (Demo 1986)
10 - Four Wheel Drive (Bachman Turner Overdrive cover) (Demo 1986)
11 - It's a Lie (Live 1985)
12 - City's on Fire / Shadows through the Night (Live 1985)
13 - Back to Reality (Live 1985)
14 - Four Centuries Ago (Live 1985)
15 - Back in Trouble (Live 1985)
16 - Antisocial (Trust cover)

正直、よほどの好き者にしか需要のないレア音源の数々、貴重なライブにデモのテイクもさることながら本編の復刻が最大の聴き所なのだろうが、個人的にはトラストのカヴァーにも驚くが、ラストフライトという超マニアックなバンドに手を出したセンスに唸りますねぇ。フランスと英国のバンドから薫陶を受けたという事なのでしょうが、NWOBHMムーブメントの奥深さを体感したバンドという事でしょうね。彼らのルーツとなる音源に触れ、そして時代ごとにアップデートした足跡を楽しむのもマニアならではのお楽しみでしょう。
もっさりとした原始的なロックサウンドは、メジャーな音楽性に慣れ親しんでいる人にとっては退屈極まりない屁みたいな音楽でしょうが、このロックに捧げた純粋なメタルスピリットには心動かされるものがあります。売れないだろうが信じるモノに突き進む姿勢に共感しるものがありますよ。

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