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Lofcaudio / MASTEDON
失恋船長 ★★★ (2022-07-07 19:09:52)
オープニングナンバーを聴きながら、思わずカンサスでこれやりなさいよと言いたくなりましたね。メロディアスかつハードな極上のサウンドを展開、拘りのアレンジを盛り込み最後まで飽きる事無く聴き手の好奇心を刺激し続けます。
とにかく腕が鳴る演者のプレイ、それでありながらも味付けがクドくないので、リスナーオンリーの人が聴いても全然邪魔にならない。頭がいいですねぇ。JOURNEYやTOTOの美味しいところを放り込み、プログレハードとメインストリーム寄りのスタイルへ行ったり来たりを繰り返す、絶妙なさじ加減が最大の聴き所、苦手な人には居心地の悪さを感じるだろうが、メロディアスなロックを探し求めている方にとっては夢のようなハードサウンドへと仕上がっている。
時代は1990年、国内盤のリリースもなくクリスチャンロック系のレーベルというのもあり認知されなかったのが痛かった。一番の要因はKANSASをダメにしたジョン・エレファンテというのもあったのかもしれないが、質の高さは折り紙付きです。
今作に対する詳しいバイオはサッパリですので調子こいてコメントしませんが、今では簡単に試聴できる環境もありますので、メロディ派のマニアならばマストな一枚と言えるでしょう。
清々しいメロディとロックのダイナミズム、品行方正なスタイルはバカでは様にならない高尚なサウンドを奏でており、見も心も躍らせてくれます。真夏日を記録する昨今、こういう爽快感MAXのハードサウンドに身を委ね涼を求めたいです。
でも少々、キーボードがうっとしいと思うのワタクシは、地下室NWOBHMが大好きな貧乏耳だからです。

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