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今週のアルバム10選
失恋船長 (2022-09-20 01:41:24)
『メロディアスメタルが聴きたい④』


①Bad Sister - Heartbreaker
女性シンガーペトラ・デゲロー擁するドイツ産グラム系メロディアスHM/HRバンドの1st
グラム系といってもドイツ産ですからね生真面目です
欧州由来の湿り気があるメロディとメジャー感
絶妙な硬軟のバランスが聴き手を魅了
唄モノは甘すぎるという危惧する不安を払拭してくれるでしょう
少々型にハマった歌い方なんですけどね




②Minstrelix - Memoirs
歌い手を外国人女性シンガーに交代
そのおかげで英詩もなめらかなモノになる
ファンタジックかつクラシカルなメロディの華麗なる響き
そのたおやかで優美なメロディが華麗に舞い踊る築城サウンドに
ネオクラマニアの心も鷲づかみとなるのですが
中音域を駆使して歌い上げるローラ嬢の歌唱スタイルが評価を分けるでしょう
もっと突き抜けて欲しいと思うのですが
その手前で止めてしまうのがチョイと消化不良気味
でもこのクオリティの演奏と楽曲があるからの不満であり素晴らしいバンドである




③Fans of the Dark - Suburbia
安定のFRONTIERSレーベルからのリリースという時点で一定の安心感を覚えます
その期待を裏切らないメロセンスとメタルな質感
古さに埋没しない現役のサウンドを引っ提げているのが心強い
どうして日本からこの手のバンドが現れないのだろう?




④Tokyo Motor Fist - Lions
甘いなぁそしてチョイハードでビターなテイストもありますよね
もっと厳ついハードサウンドで勝負を掛けているのかと思いましたが
ビックコーラスも絡ませゴージャスな作りを仕掛けてきます
王道すぎるきらいはありますがベタさを堅実と変換出来るかで評価も分かれるでしょう
安定のブランド力のあるスタイルではある




⑤Riot - Thundersteel
どこがメロディックメタルなんだよ
厳ついスピードメタルじゃないかぁなんですが
甘いのを続けて聴くとどうしてもヘヴィな奴が欲しくなりますよね
そういう時に頭に浮かぶのが今作だったりします
個人的にはトニー・ムーアの線の細いハイトーンが苦手で
RIOTはこういうバンドじゃない感はMAXだったりする
レーベルの意向や時代の流れで音楽性を統一出来なかったバンド
日本人ならWARRIORという事で今作はその流れを受け止め高速化したスタイルだから受けた
そして代表作にもなったのだがトニー・ムーアじゃなきゃもっと凄くなった
良いメロディと攻撃性を生かせない高音域一辺倒の唄い回しじゃね
前戯が長いだけじゃ女性に嫌われますよ
そんな不満はあれど捨て曲無しと名盤だと言いたい
個人的には十分メロディックメタルだと思いますよ
Thundersteelの次に来るFight Or Fallがカッコイイ
だからSign Of The Crimson Stormが俄然生きてくる

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