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今週のアルバム10選
失恋船長 (2022-10-17 14:14:50)
『メロディアスメタルが聴きたい⑤後半』


①Cornerstone - Human Stain
どこかロイヤルハント風味のあった1stから一転して個性を魅せたのが2枚目のこちら
やはり1stは手元にある曲を使ったという事だろう
よりバンドらしいアレンジとドゥギー・ホワイトが唄うメロの良さは完全に1stよりも上
スティーン・モーゲセンのアーティストしての手腕が遺憾なく発揮されている
本領発揮したバンドでしたがAOR調の1st信者からはつまらないと言われた一枚でもある
英国式様式美サウンドの威厳を放つ名盤でしょうね
でも今の若い人には地味だろうなぁ


②Orion the Hunter - Orion the Hunter
ボストンのギタリストだったバリー・クドローのバンド
洗練された優美なメロディとストレートな感性でロックさせている
美しいハーモニーも耳を惹く
また澄み切ったハイトーンも印象的だった
嫌みの無い売れ線志向
絶妙ですね



③Roadhouse - Roadhouse
デフ・レパードのギタリストとして知られるピート・ウィリスが立ち上げたバンド
本家はアルバム毎にポップ化が進みどんなバンドか忘れてしまうのですが
今作は良い意味でデフ・レパードらしいロック色を受け継いでいる
すったもんだを繰り返す本家に愛想を尽かしたファンならば今作を聴き慰めるべきだろう
素直なアレンジとメロディに癒やされますよ






④Lionheart - Hot Tonight
NWOBHMファイターと知られコンピ作に提供した楽曲はハードな疾走感とコーラスワークを生かしたスタイルだったが
今作は時流に合わせキーボードをフィーチャーしたハードポップ路線へ変貌
元々その下地はあったので驚かないがアメリカンナイズドされた姿は異様に見えた
メジャーシーンで飯を喰うには仕方の無い路線変更だろうが雑誌のレビューも厳しいモノでありリリース当時は×
別の編集者が絶賛することで評価も720度くらい変るのには驚くのだが
メロディ派のマニアならば文句の出ない内容だろう
日本のみで企画されたデモ音源集を聴いて欲しいねぇ
このバンドの変遷とルーツを知ることが出来ます
でも軟弱なミックスはオシャレなアメリカンナイズド路線なので理解は必要だ



⑤WARRIORS - WARRIORS
ユーゴスラビアで活躍していたミュージシャンとカナダのミュージシャンが融合
そして東欧圏で活動するのですが
カナダのレーベルと契約を交わして1984年にリリースされたのが今作
1983年にもアルバムをリリースしているらしいが聴いたことがない
今作と被っている曲があるので聞き比べてみたいものである
メロウな前半に対してアナログのB面に当たるGod Save the Childrenではジェノサイドと物騒な歌詞も飛び出し
メタリックなナンバーも放り込んでくる
どうもこちらが本質な気もしてきたがメロディ派ならば大半を占める甘いメロディに耳が持っていかれるでしょう
癖の強い歌声も好きだった

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