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Sircle Of Silence / SIRCLE OF SILENCE
失恋船長 ★★★ (2022-10-18 12:51:41)
国内盤もリリースされているグランジムーブメントも取り込んだアメリカンメタルバンドの1st。シンガーは代表作のないディヴィット・リースに始まり、ドラムはジェイ・シェレン、ラリー・ファーカス、クリス・コロバスという苦労人が集合、時流も取り込みつつ、男臭い歌声を前に出したサウンドは、歌メロがしっかりと中央に鎮座しており、ヘヴィでダークなサウンドの中で存在感を発揮している。
今となっては懐かしいサウンドだし、現代メタルとの繋がりを見れば、この時代のスタイルもけして無視されている分けではない事に気がつく。正直、情緒のあるメロディックスタイルが受けやすい日本において、人気を獲得するのは難しいスタイルかも知れないが、この無愛想なヘヴィネススタイルは、ある意味アメリカンパワーメタルの専売特許とも言える、以外にフックのある歌メロを主軸とし、パワー一辺倒で押し切らないアメリカンメタルは貴重であろう。
国内盤が出たのも頷ける仕様である。狭い範囲かも知れないが、ミドルナンバーが中心のシリアスなヘヴィメタルは日本でも需要はあるでしょう。時代も流れ耐性も出来たところで、再考するには丁度良い作風かも知れませんね。
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