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Max Havoc / MAX HAVOC
失恋船長 ★★ (2022-10-25 13:09:44)
L.Aメタルマニアにとっては、コレクションしたいレア盤と言われているのが今作。嘘か本当か分かりませんが、サバスを抜けたビル・ワードが一瞬バンドの在籍していたという都市伝説もある。その証拠に一曲目のクレジットにビルの名前を発見できると言うから驚きである。
また今作のプロデュースにも一枚噛んでいるらしく、その真偽のほどに興味も尽きないが、検索したり自叙伝的なものを読んで、なんの疑いもなく信じ込み、したり顔で転載するのはNGなので止めておきます。

リリースは1983年、まさにアメリカンメタルの産声は上げシーンが活況し始める時代、それだけにバブリー臭は漂わないが、もや~んとしたヘタレジャケを前に意欲が削がれる。そのマイナスなイメージを立ち上げたまま、ちょい根暗なロックを展開するのだが刺激は少ない、またモトリークルーのような毒気や個性も薄く、これと言った一発大技が見当たらないのがチョイと残念。
インディ盤の割に音質もマシな方で、典型的なロックンロールをベースとした大味はハードスタイルは、アメリカならではの味わいなのだが、情緒を求める島国ニッポンにおいて、なかなかターゲットも絞られそうだが、好き者にはたまらない根暗なアングラ臭にグッとくる猛者もいるでしょうね。

ちなみに作曲クレジットや参加メンバーにカルロス・カヴァーゾやトニー・リチャーズの名前もありますので、このあたりもマニアにとっては無視できない要素かと思います。それにしても何故、ビル・ワードが絡んだのだろうか?

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