この曲を聴け!
The Gang’s All Here / SKID ROW
失恋船長 ★★★ (2023-01-16 14:57:05)
80年代の末期にデビュー、1991年に出した2枚目も成功と不動の地位を視野に入れたバンドだったが、看板フロントマンの破天荒なゴシップや、傍若無人ぶり、そしてシーンの変節などもあり近年の彼らの人気はどうなんでしょうか?
特に日本では厳しい環境に置かれていたのでしょうかねぇ・すっかり名前を聞かなくなったベテランバンド、その精神性は揺るぎないモノがあり、今作では見事の初期の時代へカムバック。グラマラスでキャッチーながらも、激しさを伴ったスタイルは、キャリアを積んだ分、より説得力が増し、バンドとしての味が出ている。
新シンガーの座に着いた元H.E.A.Tのエリック・グロンウォールも、バズを想起させる活きのいいパフォーマンスを披露、初期型スタイルをこれ以上ないくらい思い出させてくれた。
自分たちのイメージを損なわず、尚且つ古いアイデアの流用などではないクリエイティブな姿勢、拘りの展開が大人びいたクールさを醸し出す⑥など、新旧の魅力を感じさせるし、お得意のバラードも用意されている。SKID ROWという暖簾に傷をつけなかった作風、ある意味、ベタなのかも知れないが、最近はこの手のワイルド系が目立っていない分、シーンに対して良い起爆剤になれるでしょうね。
今の若い人には新鮮に映るでしょう。
→同意