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今日の10曲
聖なる守護神 (2023-04-23 18:07:41)
『個人的偏向による"こんなメロハーが好きだ"』10曲選 第二章 ※あまり有名どころじゃない編
①Stay The Night[1989年録音] / PAIR A DICE
結構なイケメン揃いのUS産5人組の正式デビューが叶わなかった'89年に録音されたという6曲入り1曲目で、歌唱はこの後、自身の名を冠したLANCIAを結成するポール・ランシアでG.にはFIONA作品やヴィンス・ニールのソロ作品にも顔を出すデイヴ・マーシャルだったりしますね
因みに'08年に「RETROSPECT Records」から発売されましたが、更に2曲を加えた再発盤(DEMON DOLL Records)もあります
②Back On The Road[1989年] / ORACLE
'15年に「NO REMOSE Records」から再発された時は衝撃だった作品(英国領ジブラルタル産5人組9曲入り唯一作)
純粋にいえばメロハーではないし全曲凄くはないと思うけど、この'89年っつう時代にしてそのNWOBHM直系の如き音楽性、そしてタイプ的に言えばPRAING MANTISやDARK STAR辺りの名が挙げられるでしょう
線が細く頼りなさげな歌唱ながら良いアンセントを効かすKey.と全体を覆うメロディックな響きが堪らない1曲
③Sara La Fountain[2009年] / FIRENOTE
フィンランドの若手5人組が発表した唯一作(セルフタイトルで11曲入り)で本作を最初に聴いた時の衝撃は強烈なモノだったな
同郷の「IVK Music」というインディレーベルからの発売ながらサウンドプロダクションも素晴らしくて...何しろ、真っ新の新人とは思えない楽曲の完成度にシビレたね
哀愁感がありながらシビレるメロディが次から次へと繰り出して来るんだから...
偶に某オークションでも出品されてるのを見かけるけど、結構スルーされてて..."勿体ないなぁ"って思うんだけどね(激推し!!!)
④Holdin' On[1982年] / TANE CAIN
"ケイン!?"...そう当時あのジョナサン・ケインの奥方だった女性のソロ唯一作でタイトル曲は日本でシングル発売もされ邦題は"抱きしめて"
旦那も相当な惚れっぷりだったようで全9曲中の8曲を楽曲提供していますね
因みに作品全体がハードポップアレンジなのでメロディアスハード好きにも十分アピールすると思います
⑤Cold Love[1992年] / TRADE MARK
ギリシャ産4人組の唯一作5曲入りEP(ショボいデモと粗悪ライヴの4曲を加えた'03年再発盤有り)の3曲目で、音も垢抜けないし全体を覆うイモっぽさもあるが、ピアノに導かれる1曲目も捨てがたい...で、とにかくこの3曲目は出色ではと思う
それと中々の必殺振りをカマすG.ソロもイイ
⑥Gladiator[2010年] / MICHAEL C. DRAGON
独出身シンガーの'97年7曲入り唯一作EP.にボーナスを加えて'10年に再発された時にそのボーナスとして加えられた曲
心臓の鼓動音から銅鑼が鳴って物々しく始めるがゲストの女性Vo.も加わったりで、所謂メロディアスハードの王道的1曲では...と
⑦This Town Ain't Big Enough For The Both Of Us[1987年] / OLE
RETURNやSHA-BOOM等に楽曲提供やプロデュースなどマルチな活動で知られるノルウェー出身のOLE EVENRUDEのOLE名義の1stソロ2曲目で、ポップさを押し出した音楽性は先述バンドや蘭産ZINATRA辺りに通じると思います
⑧What Goes Around (Will Come Around)[1991年] / DAG FINN
⑦に登場したSHA-BOOMのVo.ソロ唯一作の2曲目
本作にもOle Evenrude作の楽曲も収録されていますが、タイトル曲は自身による曲で、サビメロなどはジャック・ポンティ辺りが作りそうな感じがするかな...と(笑)
⑨She's My Desire[1988年録音] / PRETTY BOY
この後、MARIAHへと発展する5人組が録音したものの正式発表が叶わなかった音源を'08年に「RETROSPECT Records」が発売した12曲入り唯一作(PRETTY BOY FLOYDとは無関係)
適度なKey.感とそのメロディックな楽曲はかなりの高水準と言えるでしょう
因みにこの後のMARIAHで加入するKey./G.のJimmy DiLellaはあの名曲"Forever Young"の作曲クレジットにその名を残す人物
⑩Lost Without Your Love[1991年録音] / FAR CRY
Vo.を務めるのはこの後あのMETAL CHURCHへ加入を果たすロニー・ムンローで、本作は'91年に録音されながらオクラ入りとなった6曲入りを'07年に「RETROSPECT Records」が発売した作品
ジェフ・テイト風歌唱で歌われる正統派的音楽性を有しながらよりメロディに軸足を置いた音楽性は1st期MASSや2nd期HAIR APPARENT辺りにも通じるモノ
またデニス・ターナー(G.)を中心としたその作曲能力の高さも指摘しておくべきでしょう
※順不同 完全マニア向け(笑)
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