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Rebirth / ANGRA
殺戮の聖典 ★★ (2006-07-29 01:58:00)
バンドの象徴的存在であったアンドレ・マトスのほか、リズム隊のルイス・マリウッティとリカルド・コンフェッソーリが脱退(後にSHAAMANを結成。)するというバンド存続の危機を乗り越え、ALMAHのエドゥ・ファラスキ(Vo)、元IRON MAIDENのポール・ディアノとも活動していたフェリッペ・アンドレオーリ(B)とアキレス・プリースター(Ds)を加入させて'01年に発表したバンドの復活作となる4th。
プロデューサーはPINK CREAM 69のデニス・ワード。
バンドの中心人物と思われていたアンドレ・マトスが不在であることから、楽曲のクオリティや新ヴォーカリストの実力に不安を抱いていたが、本作はその不安を見事に吹き飛ばす内容の傑作となった。
エドゥの歌唱は若干の線の細さは感じるものの、クリアで伸びやかな歌声はアンドレに勝るとも劣らない。
緊張感のあるイントロ「IN EXCELSIS」に導かれる新生ANGRAのアンセムとなる名曲「NOVA ERA」、メロディアスなサビが魅力的な「MILLENNIUM SUN」、オペラティックなコーラスがダイナミックに展開する「ACID RAIN」、エドゥの伸びやかな歌声が絶品のバラード「HEROES OF SAND」、ブラジリアン・リズムとスピード・メタルとが見事に融合した「UNHOLY WARS」、クラシカルなメロディが劇的な「REBIRTH」、正統的メタル・チューン「JUDGEMENT DAY」、極上のクラシカル・メロディがスピーディーに展開する「RUNNING ALONE」、ショパンの曲をモチーフにした「VISIONS PRELUDE」のほか、ボーナス曲としてエドゥの作曲センスの高さを知らしめるバラード「BLEEDING HEART」を収録。
楽曲や曲順等が名盤「ANGELS CRY」を彷彿させることから、ANGRAファンの希望に応えた安全策的な作品と言えなくもないが、メンバー・チェンジの苦難を乗り越えて高品質のアルバムを作り得たことに拍手を送りたい。

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