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Windows to Light / STAN MEISSNER
火薬バカ一代 ★★★ (2023-05-11 01:41:21)
ソロ・シンガーとしてのみならず、ピーター・フレデットと立ち上げたメロハー・プロジェクトMETROPOLISでの活動、数多のアーティストや映画サントラへの楽曲提供等で知られるカナダ出身のシンガー/ソングライター、スタン・メイズナーがセルフ・プロデュースでレコーディングを行い、’86年に発表した2枚目のソロ・アルバム。
個人的にこの人の作品で初めて聴いたのは、日本盤もリリースされた3rd『UNDERTOW/逆流』(’92年)でしたが、遡って購入した本作もなかなかの出来栄え。というか、母国カナダではシングル・チャートにおいて堂々№1ヒットの座を獲得したというポップ・チューン“ONE CHANCE”を収録するこのアルバムこそが、スタン・メイズナーにとっては代表作ということになるのでしょうか?
本作で聴けるのは、HR/HMとはだいぶ距離のあるAOR/産業ロックですが、伸びやかな歌唱力のみならず、腕利きソングライターとしてもバキバキに鳴らす御仁だけに、キャッチーなメロディに彩られた本編には、前述の“ONE CHANCE”以外も、高揚感を湛えたOPナンバー①から抒情バラード⑤、哀愁のハードポップ⑧までグッとくる楽曲が並んでいます。CD化に際してはボーナス・トラックも追加収録されており、これがまたオマケ扱いするのが勿体ないぐらいの秀曲揃い。特に「あれ?日本でCMソングに起用されてヒット飛ばしてませんでしたっけ」と思わずにはいられない④は強力なフックを有した名曲ですよ。
廃盤の3rd『UNDERTOW』は国内盤のプレミア化が著しいようなので、まずは本作をスタン・メイズナー入門盤にいかがでしょう。

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