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The Endgame / TREAT
kamiko! ★★ (2023-08-18 17:10:02)
スウェーデン産HR2022年作
このサイトの数少なくなった常連さんが高評価してるこの盤、ということで聴いてみた。コレの音響はスゴイ。
ハイクオリティで心地よく、年配HRファンの心を鷲掴みする適度な感じ、特にこの北欧情緒がボクのツボにハマる。

ただ、ボクがメジャー路線の盤にあまり手が伸びないのには理由がありまして。
現在進行形の世界的な混乱や戦争の暗示を感じさせるコンセプトや、偏向的な思想を思わせる内容が見えにくい形で
含まれていそうな盤に生理的な抵抗を感じてしまう。まあね、ボクの妄想なんですがね。
直近ではMegadethの盤なんかがそうでした。まあ、それでもYouTubeにチャンネル登録してるファンなんですが(笑)。
Treatは初期2作品がウチのCDコンテナのどこかに眠ってると思いますが・・それ以降はほぼノーマーク。
Tungska(2018年)に興味を持ち調べたのが昨年、まあこのタイトルがボクの検索に引っ掛かったワケでして
ロシアの地名がバンド名やタイトルに使用される、このメタル界七不思議にヒットしてしまったワケで・・・
こういう盤は曲のタイトルを翻訳したりジャケを観察したりするボクの性癖が発動します。
総合的に見て前作のサウンドは◎でも生理的にどこか受け付けない何かが存在するボクの被害妄想が発動。
で、今作・・・目玉か卵子のようなモノに精子が泳いでいるロゴ、タイトルはエンドゲーム。
1曲目には精神分析専門用語、2曲目はラビットホール、3曲目に共生を意味する単語
8曲目にはハリウッドからのイエス、この4曲のタイトルがボクのチェックに引っ掛かった。
Freudian Slipはまあ、端的に言えばうっかりミス、誤認。ラビットホールは直訳すればウサギの穴ですが
コレは一度踏み込めば後戻りできないような非常識な世界・・とボクは解釈している。
それに続く曲がSinbiosis(共生)です。で、後半にハリウッドからのイエス、という流れです。
ハリウッドで作成されたと思われる映像がフェイクニュースとして氾濫する現在の認知戦のなか
世の中がSDGsなんかの共産主義思想に偏った共生社会に向かっているという危機感をボクは妄想的に持っている。
かつ、予防医療の接種の影響で生殖能力が低下している異常事態が静かに進行している現状を思うと・・・
この盤で暗示される内容に生理的違和感を感じずにはいられない・・というのが正直な感想。
前作に引き続いて、今作もコンセプト的に抵抗を感じるんですよねぇ。

こういう盤は結構多い。過去はファンだったOrphaned Landが特に露骨だったが、大御所Ozzy、BlackSabbathにも
そういうテイストが色濃く感じられることに近年気付いた。
Treatに近い音楽性で言えば筆頭はTeslaでしょうか。

まあ、こういうことを強く気にし始めると、メジャー路線の音楽鑑賞自体に若干の抵抗を感じてくるんですがね。
今回は歌詞まで翻訳してませんが・・HRファンの多くはワリと曲に含まれるタイトルや歌詞はあまり気にしていないんじゃないかな。
普段ダークサイドの偏った思想の音楽ばかり愛聴しているボクが言うのもなんですがね。
そういう盤は手に取る時に、もうこの人たちは狂ってるんだよということが予め判ってるからいいんですよ。
メジャー路線盤は綺麗で健全に作られてそうで、いざ手に取った後からジワジワとそういう生理的に受け入れがたいモノを感じる
ということが結構あるんですよね。まあ、完全にボクの妄想ですからね。
というワケで・・・音的に満点ですが、★は2個とさせて頂きました。そう言いつつ今、聴きながら書き込んでるんだけどね(笑)

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