この曲を聴け! 

AIR SUPPLY
ひょうすべ ★★★ (2023-09-12 07:17:02)
ONE & ONLY

さて、この“ペパーミント・サウンド”は日本独自の表現だ。
日本におけるエア・サプライの販促戦略は徹底していた。

“夏” “海” “清涼感”

特にアルバムジャケットは、米盤(海外盤)とは全く異なっている為、購入する方は、注意が必要だ。


国内盤1st(5th): Lost in Love(1980年)
邦題:『ロスト・イン・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:ピラミッド風の建物の前に立つメンバー
国内盤:ペパーミントの海でのウインドサーフィン

国内盤2nd(6th):The One That You Love(1981年)
邦題:『シーサイド・ラヴ』
ジャケット:
海外盤:山の上に浮かぶ気球(1基)
国内盤:ペパーミントの海の上に浮かぶ気球(2基)
※海外盤と国内盤はあまり変わらない。ペパーミント・海を打ち出す為の変更か?

国内盤3rd(7th):Now and Forever(1982年)
邦題:『ナウ・アンド・フォーエヴァー』
ジャケット:
海外盤:夕日に向かうパラグライダー
国内盤:青い海とパラグライダー


国内盤4th(8th):Greatest Hits(1983年)
邦題:『渚の誓い エア・サプライグレイテスト・ヒッツ』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムのイラスト
国内盤:海の上を思いっきり帆を張った1隻のヨット(ペパーミント模様)
※現在は、海外盤で統一。収録曲数も増えた。


国内盤5th(9th):Air Supply(1985年)
邦題:『潮風のラブコール』
ジャケット:
海外盤:ラッセルとグラハムの写真(背景なし)
国内盤:海の上を走る黄色いウインドサーフィン(6艇)


国内盤6th(10th):Hearts in Motion(1986年)
邦題:『ロンリー・イズ・ザ・ナイト』
ジャケット:
海外盤:白いソファーに座るラッセルとグラハムの写真
国内盤:青い海と島。そしてハングライダー


国内盤7th(11th):The Christmas Album(1987年)
邦題:『エア・サプライのクリスマス』
ジャケット:
海外盤:雪とラッセルとグラハム(写真)
国内盤:雪とラッセルとグラハム(写真)

※以降は、邦題、ジャケットとも世界基準となる。

興味が湧いた???

初めてエア・サプライに接する人には、
2003年に発売された「Forever Love: 36 Greatest Hits」がお薦めだ。
(邦題:フォーエヴァー・ラヴ~ヒストリー・オブ・エア・サプライ 1980-2001)

HR/HM好きには、BEST盤は邪道かもしれないが、
オリジナルアルバムには収録されていないBEST盤専用曲で、ジム・スタインマン作の“渚の誓い (Making Love Out of Nothing At All)”、
映画『ゴーストバスターズ』収録曲で、デヴィッド・フォスター、ジェイ・クレイドンのAIRPLAYコンビが楽曲に関わった“I can wait forever”
カバー曲だが、後にセリーヌ・ディオンがヒットさせた“The Power of Love (You Are My Lady)”、
同じくマライヤ・キャリーがヒットさせた“Without You”(オリジナルはバッド・フィンガー)。

ここまで収録されているのは、これだけだ。
しかも、全曲メロメロで36曲の2枚組。


君は食べきれることができるか?(笑)


オリジナルであれば、国内盤1st~3rd(海外盤5th~7th)のいわゆる『ペパーミント三部作』。
それぞれを簡単に説明すれば

アコギの1st。
キーボード(エレピ)の2nd。
ストリングスの3rd。

と、メロメロサウンドの中でもそれぞれ特徴がある。
売れたことでレコーディング予算が増えていった感じだ(笑)。
→同意