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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-07-15 01:51:37)
『ヘヴィメタルが聴きたい㉘』



①Grave Digger - The Reaper
メタルバブル全盛期にバンド名をDIGGERと変え軟弱なスタイルに傾いた彼ら
その後はHAWAIIと名乗り男らしさを取り戻すも
再び1991年に剛毅なジャーマンメタルで自らのスタイルを復権
正統派メタル冬の時代に彼らは見事にやってくれた




②Jack Starr's Burning Starr - Souls of the Innocent
HITTENのアレックス・パンサがリードヴォーカルを担当
無愛想なアメリカンパワーメタルに潤いを与える
欧州メタルとアメリカンパワーメタルの融合
重厚なサウンドなのだがミックスにイマイチ厚みがない
しかし味わい深い古典サウンドで魅了
正統派メタルマニアにはたまらんものがある








③WICKED SMILE - Night Time Riders
王道から踏み外さないが
古典に埋没しない正攻法で迫る新進気鋭のメタルバンドによるEP
新旧メタルのいいとこ取りを上手いことやっている
4曲では食い足りないと思わせるのも正解
メロディックメタルファンには朗報と言える作品だろう
しかし軟弱なスタイルではない
アリーナロックよりもガチンコメタルである
SKID ROWが順調に活動したらこうなっていたのではと思いましたね








④DAMZELL - Ready to Attack
NWOBHMからの影響も大な国産パワーメタルバンド
リリース当時は癖が強いハイトーンヴォーカルが苦手でしたが
正統派メタルに飢えた90年代中期以降は大いに助けてくれたバンドでした
アルバム2枚で消えましたが
クロウリーにサブラベルズまで復活しましたので
彼らにも期待したいですね
剛毅な国産メタルの魅力を存分に振る舞って欲しい
過去にすがる海外の大御所を聴くよりもズッと価値がある



⑤ANTHEM - HEAVY METAL ANTHEM
グラハム・ボネットがアンセムの曲を歌うという企画アルバム
グラハムがキャリアの中で最もヘヴィな曲を歌っている
アルカトラスよりもハードでヘヴィでメロディアス
歌メロの良さもありグラハムの歌声がより際立つ
そして森川之雄の凄さが改めて確認させられた一枚である
福田洋也よりもキレイでテクニカルなプレイで魅了するMr.パーフェクトなギターも素晴らしい
でも洋也の強引さや天賦の才を感じさせる煌めきも素晴らしい
単なるリメイクにあらず
個人的にはアルバムから漏れたLOVE IN VAINが好き
あれは全てオリジナルを越えた
ギターソロも完璧
本間のドラムも素晴らしい

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