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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-08-13 06:30:57)
『哀メロハードポップで納涼祭』後半



①ROBIN BECK - Do You Miss Me
紆余曲折を経て辿り着いたメロディック路線
全作がアコースティカルなスタイルに軸足を置いてたので
今作の方向性に往年のファンは歓喜したでしょうね
哀愁のハードサウンドと円熟味を増した歌声
デスモンド・チャイルドが作曲人にいるのも興味をそそるポイントでしょう



②JOE LAMONT - Secrets You Keep
シャレコキサウンドですよね
キーボードも全開
そこにハード目のギターが絡む
程よい哀愁とロックテイスト
寝苦しい夜のフラストレーションを払拭してくれる好盤
この時期は思い出したように聴きたくなりますね






③Lyin Rampant - Up And Cumin
ビフ・バイフォード似のシンガーが唄う英国式叙情派ハードサウンド
ハードポップという括りは違うのかも知れないが
NWOBHM残党組が80年代中期から後期に掛けて変遷した
ポップ化サウンドの中では上位に食い込む成功例だ
日本では絶望的に無名だが
イタリアでブレイクした実績がある
だからイタリアのレーベルから再発もされたのだろう
内容は高レベル
哀愁のメロディと適度なハードさ
湿り気のある英国的様式美スタイルはマニアならずとも惹きつけるものがある
このあたりで少々つっこまいとねつっこまいとね
まぁ典型的なお色気ジャケが損している





④Torben Schmidt - A Bit on the Side
キー・マルセロのギターもいいですよね
甘いだけじゃない90年代初頭の70年代的なスタイルの曲もクール
流石は北欧メタルマイスターのソロアルバムです
メロディ派のマニアから愛される彼ですが
世間一般の認知度は低い
やはり雑誌が取り上げないとダメなんだろう
癖のないエモーショナルな歌声は万人受けするでしょうね
そしてメロセンスに唸りますよ




⑤斉藤さおり - Love' Less
アイドルコンテストみたいなもんで優勝してデビューをした彼女
アイドルにうつつを抜かした事が無いので詳しくないのだが
可愛らしいルックスながら歌も上手くデビュー時からアメリカンなロックを歌っていた
後に麻倉晶そしてロマンティックモードとして活躍する彼女ですが
斉藤さおり名義のラストアルバムとなる今作も
叙情派ハードポップマニアにはピンとくるものがあるでしょう
彼女のような存在を受け止める芸能界はないのよね
アイドルならキャピキャピしないといけないし
本人は嫌だろうしね
難しい問題だよ

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