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Invincible Shield / JUDAS PRIEST
うにぶ ★★★ (2024-11-13 23:07:18)
'24年の19thアルバムです。
ロブ復帰後、『ANGEL OF RETRIBUTION』以降の作品では一番好きだなー。
まず1曲目のインパクトがキョーレツです。なんたって「ぱにっく・あたっく」ですよ。このタイトルに対して「メタル・ゴッドの威厳」とか「ブリティッシュHMの栄光」なんて仰々しい形容は似合いませんよね。「楽しんでくれよ」っていうサービス精神が感じられます。ま、1stからちょいちょいおかしなタイトルを入れてきたPRIESTの、変てこサイドを象徴するような曲。博多ラーメンの麺を「バリカタ」と注文したくなるサビの連呼の歯切れよさときたら!
今回、久々にスコットのドラムスが目立っていて、アルバム全体の推進力になっている気がします。
ギターのフレーズも、これまでの「らしさ」に囚われない軽妙さを感じさせる音色やメロディが散見されてgood。
ロブの歌もすっきり抜けが良く録られていて、若々しく勢いがあります。歌メロの使いまわし感はそこそこありますが、ヴァリエーションの豊富さはさすが。新鮮味を感じさせる曲も前作より多い印象です。
あとは彼らのメロディアス・サイドの曲としては歴代屈指なんじゃないかと思われる(5)「Gates of Hell」、(6)「Crown of Horns」の存在が大きいですね。『TURBO』あたりに入っていても十分に代表曲入りしそうなレヴェル。まだ余力あるなー、この人たち。
硬軟取り揃え、勢いも取り戻した感があり、幅広くおすすめしたい良盤です。
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