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Fata Morgana / HELLOISE
火薬バカ一代 ★★ (2008-02-26 21:15:00)
サイドGとBが脱退し、その穴をスタン・フェルブラーク(Vo)、ベン・ブラアフ(G)、エルンスト・ファン・イー(Ds)ら
残ったメンバーで埋めつつレコーディング、'01年に発表された再結成第2弾(通算では4枚目の作品となる)アルバム。
北欧のバンドにも通じる透明感を湛えた、メロディックな正統派HRサウンドという基本路線に大きな変化はないものの、
今回はプロデューサーにサシャ・ピートを迎えたせいか、ミドル・チューンを主体に、じっくりとメロディを聴かせる
作風だった前作から一転、スピーディに疾走する②を筆頭に、劇的且つスリリングなツインGの絡みを前面に押し出した、
前3作を大きく上回るアップテンポなパワーが漲った、重厚でヘヴィ・メタリックな内容に仕上がっている。
また、収録曲の殆どが5~7分台と、大作主義が打ち出されているのも本作の特徴の1つで、特に、ラナ・レーン(Vo)が
ゲスト参加して、スタンとデュエットを聴かせる⑩は、凝ったアレンジといい、ドラマティックな曲展開といい、
プログレッシブ・ロック的な味わいさえ感じさせるナンバー。この辺は、アディショナル・プレイヤーとして本編に
全面参加している、ロビー・ヴァレンタイン(Key)からのインプットも、少なからずあったものと想像されるが、どうか?
(英国ポップ・シンガー、バリー・ライアンのカヴァー⑥なんて、もろQUEEN風の仕上がりだし)
前作の詰め込み過ぎを反省したのか、10曲まで絞り込まれた楽曲は、ロシア民謡調のメロディからダイナミックに
スタートする名曲①を皮切りに、ラストを締め括る前述の大作⑩まで捨て曲なし。再結成後の最高傑作といっても
過言ではない内容の1枚じゃないだろうか(といってもまだ2作目だけどね)。
それだけに、最近、バンドからさっぱり音沙汰がないのが残念至極。

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