この曲を聴け!
IRON MAIDEN
天地輝男(あまちてるお) ★★ (2006-11-12 20:53:00)
ワケあってしばらく発言できなくなっていましたが、漸く解禁です。
. . . でもって、10月28日(土)東京国際フォーラムの感想をひとこと述べたいと思います。
セットリストについては今更言及するまでもありません。新譜全曲完全再現は揺るぎない事実。
前から8列目という、比較的恵まれた席だったことと、割り切って予習を積んでいたことが奏効
して、この上なく楽しむことができました。ニコ以外のメンバーの細かな動きと表情を肉眼で捉
えることができたんですから、この際演奏曲目は何でもよかったんだと思えてしまいました。
少なくとも、我々周辺の前列気味のオーディエンスはダレることなく盛り上がってましたよ。
ブルースの巧みな「煽り」のおかげで、長尺な曲ばかりながら、退屈するヒマは皆無でした。
また、オリジナルよりもニコのドラムスの音が劇的にパワフルで、各楽曲に立体的な異陰影を
与えていたのが印象的でした。
唯一残念だったのが、ブルースの喉の衰えでした。ここまでくるとやはり「トシ」ですかねぇ?
ほとんどMCをはさまずぶっ通しでしたから、生身のカラダを酷使するヴォーカリストには不利。
楽器ソロパートでステージのソデに引っ込み、暫く姿を見せないシーンがしばしばありました。
不思議だったのは、本人不在のまま、断末魔の叫びのような苦しげなシャウトが聴こえていた
ことでした。新譜の中では一番楽しみにしていた⑧のデキが最も悪かったことが悔やまれます。
ブルースは開き直ったのか、次の⑨では、勝手にキーを落として歌っていました。
新譜に次ぐ最後の5曲は、お約束でもあり、会場全体が安心して盛り上がることができました。
このライヴを体験して、新譜はそれ程悪くないと気付きました。中でも②⑤⑦⑩は素晴らしい。
前座のローレン・ハリスはやっぱり余分でした。オリビア・ハッセー似の美人ではありましたが、
余りにも特徴がなさ過ぎる。ギタリストの風貌は、ザックというよりは、マイケル・アモット
でした(上手かったですよ)。6曲目のUFOのカヴァー「ナチュラル・シング」しか耳に残り
ませんでした。あの時間があったなら、メイデンの往年の名曲をもっと聴きたかったっす. . . 。
でも、ブルースの体力(喉力)がもつわけないな、チャンチャン。
→同意