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Prometheus: The Discipline of Fire & Demise / EMPEROR
Scarlet Destiny ★★ (2008-10-26 03:24:00)
またしても3rdとは大きく方向性が変わったEMPERORの4thにしてラストアルバム。
ドラム以外のほぼ全てをIhsahnが一人で担当しているのでクラシック、プログレ、ゴシック、ブラック等の様々な要素が混ざったような音作りになっています。
個人的にはブラックというよりゴシックのイメージが強いように感じました。
ドラムは勿論Trymですが、SamothはAdditional guitars(追加ギター?)としかクレジットされていません。
ブラックメタルと言えば基本的には悪魔のイメージだと思いますが、このアルバムに関しては悪魔と言うより堕天使みたいなイメージがあると思います。
神聖さと邪悪さ、秩序と混沌、信仰と背徳みたいな相反する要素が同居しています。灰色ではなく黒と白が同時に存在する様なイメージ。
タイトルのPrometheusからもそれが感じられます。
・・・何かいまいち纏まらない事をグダグダ書いてしまいましたが、結局の所言いたい事はこのアルバムも間違いなく名盤だと言うことです。
3rdや4thなんかはどうも世間では"ブラックじゃなくなった"というだけの理由で不当な評価を受けているような感じがするので(ここのレビューではそんなことは無いですが)、ブラックという枠に捕らわれずに聴いてみて欲しいアルバムだと思います。

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