この曲を聴け! 

Sanctus Ignis / ADAGIO
シーヤ ★★ (2005-08-11 18:17:00)
Sanctus Ignisという名の芸術作品がここに極まっています。(題名の意味は良く分からないのですが・・汗;)
ネオクラシカルと呼べる音楽で、この上品さ、華麗さ、緊張感、メロディーの質の高さ、そして演奏の上手さにおいて、このバンドを超えたバンドを私は今の所知りません。もはや純クラシック音楽すら超越しているのではないでしょうか?
私はどちらかというと2ndの方が好きなんですが、メロディーの良さや即効性では明らかにこの1stの方が上です。このバンドの曲は基本的に、いわゆるスルメ曲が多いけれど、#1、3、4、7など、比較的聞きやすい曲も交じっています。
それから、上の方も仰っておりますが、このアルバムに対する、David Readmanの影響は本当に大きいと思います。
私はDavid Readmanは特別好きなヴォーカリストという訳ではないのですが、そもそもこのバンドのファンになったのは彼のハイトーンヴォイスに衝撃を受けたから。だから何度も聴く気になれて、そのうちに楽曲の魅力に気づいたんです。彼が単にクリアな歌声をした、上手いだけのヴォーカリストだったなら、私はこのバンドのファンにはなってなかったと思う・・・PC69とも、Adagioの2ndともまた違った絶妙なハーモニーがここにあります。
このアルバムを聴いている間は、いつもとは違った気分になれます。
楽曲のあまりの壮厳さに、自分があたかも中世の建築物の一角に佇んでいるかのような幻想すら抱いてしまう。大理石のひんやりとした感触が自然と肌に伝わってくるような・・・
北欧の寒々しさとはまた別なのですが、このアルバムも聴いていて涼しくなれる気がします。(少なくとも私はそう・・)
そんな理由で、ある意味、暑い季節にオススメな一枚です(笑)
是非、聴いてください!!!
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