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The Dark Side of the Moon / PINK FLOYD
酒とバラの日々 ★★ (2004-08-19 03:05:00)
自分もこのアルバムに関しては「人類最高峰の芸術作品」といっても過言ではないように思いますが、
このアルバムに限らずピンク・フロイドの音楽の基本にあるのはブルーズ・ベースのデイヴ・ギルモアのギターを軸とした叙情的なロックなので、
このアルバムの思想的な面に特に興味の無い人でも充分楽しめる内容になっていると思う。
とはいえ、この作品をここまで欧米におけるベストセラーたらしめているのはロジャー・ウォーターズがこのアルバムの中で描いた世界観であることも事実かもしれません…
自分も結局、ロジャー・ウォーターズがなにをいわんとしているのか何か釈然としないというか、分かりかねるところもあります。
結論から言えば最終曲の「エクリプス」が終わった後につぶやかれる台詞にこのアルバムがいわんとしていることが集約されているというのですが、
ここでは要するに「結局、月に裏側なんてない。どちらも真っ暗なんだ」という内容のことを言っていて、
つまりはこのアルバムが言いたいのは8曲目「ブレイン・ダメージ」でいう「狂気と正気は紙一重」ということだというのですが…うーん。

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