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Reek of Putrefaction / CARCASS
JENESIS ★★ (2003-01-15 17:55:00)
CARCASSファンの中には、「なんと言ってもHEARTWORKが一番好きだ」という人が一番多いと思うが、私はこのアルバムこそが真のCARCASSサウンドであり、名盤だと思う。
よく初期の頃のカーカスを「恐くて聴けない」とか「後期の方がおとなしくていい」という声を聴くものだ。
しかし、本当に「恐い」だろうか?確かに、ジャケットも死体の絵だらけだし、歌詞も解剖学用語の羅列でヤバイものが多い。本当に吐き気を催しても少しも不思議はないだろう。しかし、あまりにもムチャクチャなくだらなさ過ぎるサウンドが、却ってよくなり(中途半端にくだらないものはボツなのはいうまでもない)、ともすればまるでギャグのようである。「FESTERDAY」を聴いたとき、そのあまりにもくだらなさに笑ってしまったものだった。このために深い印象を植え付けられることになるのだ。ちっとも恐がる必要は全くない。
後期の売れ筋を意識したサウンドではなく、初期の圧倒的凄まじさを醸し出している彼らこそが彼らの本当の姿だと私は思う。

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