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Cross Purposes / BLACK SABBATH
殺戮の聖典 ★★ (2004-09-20 12:24:00)
トニー・アイオミ(G)、ギーザー・バトラー(B)、トニー・マーティン(Vo)、ボビー・ロンディネリ(Dr)、ジェフ・ニコルズ(key)による94年発表作品。
ロニー・ジェイムズ・ディオを擁した前作が不発に終わったことから、都合よく呼び戻された感のあるトニー・マーティンであるが、ヘヴィでモダンな曲もごく自然に歌いこなしており、前作でのロニーのようなミスマッチ感覚はない。
モダンなアプローチを見せる「I WITNESS」、まるでDIOのようなドラマティックさを持つ幻想的な名曲「CROSS OF THORNS」、うねるようなリフが魅力の「PSYCHOPHOBIA」、不気味でドゥーミーな「VIRTUAL DEATH」、ヘヴィな幕開けから疾走する展開がかっこいい「IMMACULATE DECEPTION」、静と動の対比が素晴らしい「DYING FOR LOVE」、マーティンの歌唱がアグレッシヴかつ美しい「BACK TO EDEN」、美しいメロディとうねるリフが絡み合う「THE HAND THAT ROCKS THE CRADLE」、美しくも不気味でリフがZEPPELIN的な「CARDINAL SIN」、邪悪な雰囲気の「EVIL EYE」、ボーナス・トラックの正統派ナンバー「WHAT'S THE USE」と楽曲も好曲揃い。

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