この曲を聴け! 

A Night at the Opera / BLIND GUARDIAN
k.s.m.2 ★★ (2006-06-19 18:09:00)
書き込み忘れてました。その間に論争が凄いことになっていますね(^^;
その経過時間の御陰で、とりあえず「クワイアきいてますね」(ここの「らくがき」より)
以外の感想を言えるようになりましたが。

音としては、4th『Somewhere~』に始まった変化の路線上にあるので、特段驚くものでも
ない様子。少なくとも、それ以降3枚の音を「リフ中心の、ギターで作られた音楽」として
容認できるのなら、今回もギターが刻みをさぼっているようには思えないのではないかと。
そもそも「Theatre of Pain」も、4thの雰囲気から結構浮いた曲でしたし(むしろアタマ
2曲のスピード・ソングの音が硬過ぎたのか?)。
まぁ、クランチ・リフを求めるバンドではないのは今更なので……。
「Lost in the Twilight Hall」「Somewhwre Far Beyond」の、「1パターンのリフで
出来ているのに展開があるように感じられて飽きないメタル」に対する愛着はありますが、
カレ・トラップ路線から外れた時点でこうなるのは見えていたので、せっかくだから今の
分野を極めて欲しいところです。
あとは、歌メロが合唱として恰好良いかが、評価の焦点になりそうです。曲展開がややこし
過ぎて耳に残らない(クラシックの主題みたいだ)という障害をクリアできるか。その上で
メタル由来のダークさを保てるか……となると、①か⑩が良いですね。この点から、今度は
指輪本編のコンセプト作でも作ってくれたら、面白くはなったかもしれません(スメアゴル
の意地汚さとかフロドの精神的な暗さばっかり強調されると、気持ち悪くて嫌ですが)。
いっそ、「ローマ帝国興亡記」でいきましょう次は(誰に言ってる)。
クラシックと言えば、(音色として)柔らかめの音がやたら数多く重なっている故に、重さ・
硬さ・激しさを(一聴して)感じない、という特徴も、交響曲系なんかに似ているような。

さてこの作品、ワーキング・タイトルの『The Soulforged』のままだったらどういう音に
なっていたんでしょう?……実現が無理なのをアートワークのせいにしてゴマカしたか!?(笑)
オタクと呼ばれるメロスピ派と偉そうな自称(ハード)ロック派の確執も、ここまでクドい
作品には及ばないだろうし、どうでもいいですか、ですね。

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