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Rude Awakening / MEGADETH
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-09-18 05:47:00)
正にメガデス・ベスト選曲で送るライヴアルバム!!!。ベスト盤『CAPITOL PUNISHMENT』を買うならこっちを買った方がいいです。しかも出来たら映像で。CDもDVDも演奏曲目は一緒です。
解説にも書いてあるのですが、意外にショウは淡々と、MCも少なめに進んでいきます。しかし演奏にはかなりのテンションがあって、素人でもその技術の高さが伺えると思います。この時点で新加入のアル・ピトレリ氏のギターも違和感なく名曲の数々を奏でていきます。前任者マーティーのソロを強調しつつも、チョコチョコっと職人臭さを入り混ぜるのはさすが。
しかし、やはり深深と、怱々と、始まりから表情一つ変えずに演奏するメンバーがなにやら不気味に思えてきます・・・
しかし!!!、ショウの終盤、「Sweating Billets」あたりから遂にデイヴ・ムステインがその化けの皮を剥がし始めます!!!。恐ろしや・・・!!!。どこにも当てつけることの出来ない怒りと狂気が彼の全身から漂い始めます。マスクを取ったその下には完全に悪に魂を売った機械人間の陰が見え隠れします。
いや~、いいですね~。風情があって(笑)。ムステイン氏はこうじゃなくっちゃ!!!。
そしてスタジオ版よりも何倍も速いレッド・ゾーンぶっちぎりの「Holy Wars」でテロ・メタル集団(笑)の大量殺人ショウは大団円を迎えます。わーい!。パチパチ!!!。
楽曲的には「She-Wolf」などのアレンジもライヴならではのもので楽しめますし、「A Tout Le Monde」の観客のミナサンサヨナラ合唱も臨場感抜群。「Hangar 18」のソロの掛け合いも手に汗握ること間違いなしですし、「狂乱のシンフォニー」は完全にライヴ仕様です。しかし・・・「Peace Sells」はやけにト~ロトロ~(笑)。
というわけで鼻血ブー間違いなしの超ド級のライヴアルバムです。
さあ、みなさん、狂気の牙に背中を掻きむしられて下さい。
明日の朝にはあなたはステレオの前で死体となって発見されるでしょう・・・

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