この曲を聴け! 

Rock in Rio / IRON MAIDEN
ばい(by) ★★ (2004-12-12 21:03:00)
・今更ながら近所にてDVD盤を入手。ナイスTSUTAYA!!なんかヘンな方向にミュージック系レンタルDVDが充実していますココ。大手チェーン店なのに意外な穴場♪
・ざっと観たんですけど、やっぱMAIDEN良いわぁ(照)。形状故か、若干ステージが狭そうに見えたのですが、あれだけブルースが小さく見えるんだから、実際は相当広かったのかも? パフォーマンス的にヘヴィメタルしていたのはブルースとヤニックくらいなものでしたから(意味深)、スペース的には充分だったのかも。
・・・・・・・ちょい待ち。デイヴってインギーとタメ張れんじゃないの!?何なんですかあのスムーズなフィンガリングは。レベルの高さは承知しているつもりでしたが、いざ映像で(しかもライヴで)見せつけられると圧倒されますね。ハムバッキン(何気に隠れハムバッカーでしたね彼)であの粒立ちのハッキリしたフレーズを流れるように紡ぎ出して見せられるというのは只者ではない、というのが素人目にも明らか。チョーキング+ピッキングハーモニクスも鋭く且つ伸びやかで脳天まで貫かれます。キャラクターこそ違えどテクニックでいえば間違いなくデイヴがMAIDENギタリストの中でトップだと確信しました。それでいて、ソリストでなく、あくまでギタリストという立場をとっているというところが、なにかこう、カッコ良く思えたり。ギターを操るって、ああいうことだったのか・・・今までも充分凄いミュージシャンだと思っていたのですが、尊敬が足りなかった様です。人間的には間違いなくデイヴが勝ち!(笑)
・ふっと“二重顎になればフィンガリングがスムーズにできるのでは"という悪魔の囁きが・・・
・このDVD、スティーヴが編集されたそうですが、やたらカットが多くて目が回りました(汗)。できれば“バンド全体のカット仰角45度斜下ぁ!!"を、もっと観たかったのですが・・・逆にいえば、各メンバーの“カッコ良い部分"だけが沢山観れて良かったんですけどね!こら、何カメラで遊んでるんだエイドリアン!(突然出てきてビックリ 苦笑)。そのなかで一際輝いていたのがヤニック。長身で細身でパフォーマンスも派手。彼は一人でも絵になる男ですね。演奏に関してもアルバムと比べて段違いのアグレッシヴなプレイを聴かせてくれますね。ちょっと彼の観方が変りました。オフ映像も素敵(笑)
・ニコって、顔のわりに以外と若い!?
・クドいんですけど、やっぱエイドリアン(釣下手)のプレイ、好きです。シングルコイルでそのブッ太い音は何!?ってのもありますけど、彼のフレーズって、何というかこう、メロディアスなんだけどソリッドで格調高くて、シンプルながらグッとくるモノがあります。こういうハッキリとしたキャラクターのあるプレイヤーって最強ですよね。やっぱ凄いなあエイドリアン。
・セットリストも大満足できたのですが、演奏、反応、映像的に、一番素晴らしかったのがBloodBrothers。ブルースがMCで語っていたことが、決して上辺だけの物ではない、ということを強く感じさせてくれる曲でした。“訴えかける"でも“語りかける"でもない、力強さと暖かさを含んだ彼の歌い方が素敵です。神妙な面持ちで、各メンバーが色々なものを噛締めながら曲に息を吹き込んでいく様も感動的でした。笑っているのはあなただけですニコ(微怒)。機材の上に仁王立ちとなり、大きく腕を広げてサビを熱唱するブルースと、それを取り囲むバンドが映し出された時に、“あぁ、こいつらがメタルリスナーを引っ張ってきたんだなあ・・・"としみじみ感じました。あの場に居たブラジルの方たちも、そんな気持ちだったんじゃないのかなあ。レスポンスが他曲のそれと比べて大きく違いました。ロックに熱意とパワーを呼び戻したバンド、IRONMAIDENに対して、尊敬とか、仲間意識とか、そういったものがごちゃ混ぜになって涌きあがって来、溜息が出ました。正直、もうちょっとで泣く所でしたよ(照)
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