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Glory to the Brave / HAMMERFALL
メタラァ ★★ (2004-02-28 10:12:00)
正統派メタルの雄、HAMMARFALLの記念すべき(?)1st。なんでも発売当時、所属レコード会社『NUCLEAR BLAST』史上最短で最高のセールスを記録したそうな…。
ブックレットにはかのIN FLAMESのイェスパー・ストロムブラードがドラマーとしてメンバーの一員として書かれているが実際にはレコーディングには参加していない。(有名な話ですね)ということで、結果的に彼は曲作りのみに参加、ということです。
音楽的にはこれまた有名な話(笑)、"ド"が付くほどのヘヴィ・メタルなサウンドで叙情性もある。
個人的に曲の出来は、全体的に平均レベルにちょっと毛が生えた程度にしか感じられずあまり感ずるところがなかった。(イェスパーが関わってるとは思えない程に…)
で、歌・演奏はどうか、となるわけだけど、それも……。
ヴォーカルのヨアヒム・カンスの弱さは各方面(?)の評判通り。まぁ、下手に力んで変な声になるよりはマシだけど。こういう柔和な声が好きという人なら「これは個性だ!」と言いたくなるかも。
ギターもフレーズ・プレイ共に大して感ずることなし。③HAMMERFALLのリフは結構好きだけど。
プロデューサーとしてフレドリック・ノルドストロームが関わっているのでサウンド的に悪くはないが、スネアの音がちょっとフレドリックっぽくない気がする。あのアタック感がない。…けど、そんなところ気にする人は多くないでしょう、多分。(笑)
感想としては"そこそこの楽曲が並ぶそこそこのアルバム"。
これのアルバム発売当時のバンドのインタビューをB!誌で読んだけどなかなか興味深かった。
ギタリストのオスカー・ドロニャックはかつて在籍したデス・メタル・バンドではヴォーカル兼ギターだったとか、HAMMAERFALLにヨアヒムが入る前はDARK TRANQUILLITYのミカエル・スタンネがノーマル・ヴォイスでヴォーカルを執っていたとか。

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