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Powerage / AC/DC
いおっみ ★★ (2004-02-07 03:29:00)
クリフ・ウィリアムスが加入し、グルーヴモンスターAC/DCの楽器隊が完成したアルバム。
名盤『LET THERE BE ROCK』と似た作風ながらインパクト全開の有名曲は少ない。
とは言え、『DIRT DEEDS DONE DIRT CHEAP』と違って充実した佳曲が満載なので、平均レベルはかなり高い。
ここまではオーストラリア盤が特別だったが、このアルバムで特殊なのはヨーロッパ盤LP。
Rock'N'Roll Damnation、Down Payment Blues、Gimme A Bullet、What's Next To The Moon、Gone Shootin'、Kicked In The Teethが別バージョンな上、Cold Hearted Manが追加されていた。
さらに初回盤にはRock'N'Roll Damnationがなかったという。
Cold Hearted Manはこのアルバムに相応しい渋めのミッドテンポで、なかなかの佳曲。
だが、他のバージョン違いとともにCD化されたことがなく、聴くのは困難。
悲しいことだ。
01. Rock'N'Roll Damnation
02. Gimme A Bullet
03. Down Payment Blues
04. Gone Shootin'
05. Riff Raff
06. Sin City
07. Up to My Neck In You
08. What's Next To The Moon
09. Cold Hearted Man
10. Kicked In The Teeth
これからボン時代のAC/DCを聴くなら『IF YOU WANT BLOOD』と『HIGHWAY TO HELL』が良いと思う。
手軽に名曲の固まりを聴けるからだ。
問題はその次をどうするか。
『POWERAGE』は『T.N.T.』『LET THERE BE ROCK』程の傑作ではないが、『IF YOU WANT BLOOD』とのダブりが少ない。
充実した佳曲を1つでも多く聴くなら、半分以上ダブっている『LET THERE BE ROCK』の代わりに『POWERAGE』をチョイスするのも良いと思う。
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