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Night in the Ruts / AEROSMITH
cozy_ima ★★ (2006-07-08 00:03:00)
この作品の位置づけは、丁度BLACK SABBATHのTECHNICAL ECSTASYが
中抜けとなり評価の対象から外れるように、当時の音楽評論家達の
誤った市場性感、バンドの置かれた状況、またそろそろこのバンドもな、
といった勝手な評価により、悲惨なものになっている。
結論から言えばこれは名盤である。
確かに『ROCKS』はハードロック史上にその名を残す名盤であることは
言うまでもないが、本作は、それまでのエアロのキャリアを集大成した
ような完成度を誇っている。
エアロが1ST,2ND,3RDまでにもっていたキャッチーさ、土着的ロックンロール、
そして4TH,5THで示した骨太のハードロック路線、それらが絶妙にミックス
された魅力を持っている。そして全体としての統一感が非常に強い。
(特に前作のDRAW THE LINEは統一感がなかった)
エアロの魅力は何かと問われたら、ハードロックの名盤である『ROCKS』の前に
私は迷わず本作NIGHT IN THE RUTSを薦める。
本作が気に入ったならば、過去に遡ることにより、よりエアロの魅力が堪能
できるはずだ。

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