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Crucible / HALFORD
夢想家・I ★★ (2005-01-08 21:07:00)
捉えどころの無い楽曲に存在感の薄い楽器陣のプレイ、疾走曲も取って付けたような印象で、最初にこれを聴いた時は正直このラインナップでの限界を感じましたが、今ではロブもPRIESTに復帰したし、過剰な先入観を排除して聴けるようになって若干印象は変わってきました。
とにかく前半の流れ (五曲目あたりまで) はかなり退屈で、ここで 「ああ駄目だ」 となるとズルズルとそのまま引き摺ってしまいがちですが、そこはぐっと堪えて中盤以降気持ちを切り替えて聴いてみるとドラマチックな展開の曲が立て続けに繰り出され聴き応えが出てきます。
ロブの歌メロはFIGHT以降追求してきた今時っぽい浮遊感を持ったメロディでハイトーンの頻度も少なめ。これを受け付けない人もいると思いますが個人的にはもう今更 「PAINKILLER」 を求めてもいないし、今のロブの声の状態を考えるとこれが妥当でしょう。
恐らくロブの復帰したPRIESTのアルバムでも歌メロに関してはこの方向性だと思いますが、皆さんも温かい目で見てあげて下さいね・・・。

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