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Done With Mirrors / AEROSMITH
クーカイ ★★ (2002-06-25 23:18:00)
'85年発表。8枚目のスタジオ作にして、ジョー、ブラッド復帰作。そう、復活作と言う鳴り
物入りの発表だった。「低迷期3部作」第3弾。・・・まあ要するに復活に失敗してしまったわ
けなのだった。
1曲目はジョーのソロ作のタイトルにもなった、「LET THE MUSIC DO THE
TALKING」。出だしとしてはかなり格好良い。ただし、この勢いが続かない。
本人達も後に自覚するのだが、本作発表時点で、本気になってまた頂点を目指そうと思っていたメンバーは皆無であったようだ。ドラッグも止められず、楽曲も昔自分達が作っていたものを無
理に真似たような、なにかちぐはぐな出来。それが本作の印象である。
LAメタル全盛期に、'70年代テイストを纏って「復活」を声高に叫んでも古臭さが匂いたつ
だけであったが、それでも何故か「駄作」と言い切れない。それが私にとっての本作である。
「出来の悪い子ほど可愛い」というか、なにか不真面目な部分はあれど必死なところが見え隠れ
しているのが好きなのかもしれない。「味わい深し」と言っておこう。
→同意