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The Nightwatch: Live at the Amsterdam Concertgebouw November 23rd 1973 / KING CRIMSON
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2005-03-11 21:18:00)
『暗黒の世界』の元ネタが数曲含まれているが、こうして一夜のライヴとして通して聴いてみると、これまた一興である。どうやら演奏曲の完全収録ではないらしく(「Easy Money」の前に「太陽と旋律パートⅠ」や「Cat Food」を実際は演奏した模様)、出来ることならそれらも含めて再発して欲しいところだが、現時点ではこの内容でも非常に満足できるものだと思う。
まず、音が良い。録音状態に関してはコレクターズ・シリーズなんぞ足元にも及ばない。選曲も良く、無駄に長いインプロ(22分とか44分とかね・笑)が無いので退屈しない。そしてプレイも白熱した緊張感をも持って展開されている。最後4曲の凄まじさはこの上ない。面白いのは「夜を支配する人々」でデヴィッド・クロスのメロトロンが溶解して静かな悲鳴をあげるところだ。実に臨場感があり、思わず聴き入ってまう。
実にクリムゾンらしいライヴだと思う。冷たいようで実は触ると火傷する。そんなドライアイスのような感覚がこのラインナップの魅力ではないだろうか。

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