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The Cold White Light / SENTENCED
★★ (2006-12-05 08:44:00)
ゴシックメタルの大御所、Sentencedの7枚目のフルレンスアルバムとなる作品。
私としては、このバンドに初めて触れるアルバムとなった。
元メロデスバンド、そして「自殺メタル」という異名をもつ、ということで
ずいぶん身構えていたけれど、予想に反した甘口、かつ殺伐としたメロディーに衝撃を受けた。
アルバムを通してノリのよい、聞きやすい曲で構成されていて、メタルリスナー以外にも普遍的にアピールしうる作品であると思う。
45分というランニングタイムで、苦もなく聞きとおすことが出来る。
バラード、アップテンポな曲などさまざまでアルバムの構成もバランスがよい。
彼らの表現したい世界がうまく表現された、悲しげで完成された北欧メロディーの詰まったアルバムだと思う。
ただ、聴きやすい分、実際受けたインパクトは予想よりずいぶん少なかった。
リピートする機会もあまりなく、聞き込む前に飽きてしまった印象。
しかし、珠玉の出来の曲が詰まっているのは紛れもない事実で、
思わずのってしまう2曲目、6曲目をはじめ、ボーカルの心の叫びが聞こえる8曲目"You Are The One"、
そしてライトを飾る強烈に悲しげな"No One There"など、普段ゴシックを聞かない私のようなリスナーにも十分アピールしうる曲が収録されている。
イントロから最後まで気が抜けないアルバムで、完成度も高いが、私にはイマイチ「もう一度聴いてみよう」という気を起こさせなかったアルバム。
これからもう少し聞き込んでみたいと思う。

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