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X / DEF LEPPARD
Resident Evil ★★ (2004-10-31 17:01:00)
2002年発表の8th。
その名の通り10作目の本作は、アコースティックな部分を大きく取り入れつつも、ハードでポップなLeps節は健在。アコースティックドラムを導入したリック・アレンのドラミングはリアルな骨格を得たが粗は無く、優しく包み込むような暖かみを持つ。ギターソロは数曲でしか聞かれないが、メロディーの確かな輪郭を描き出しているのも事実であり、楽曲はとてもスマートにストレートに仕上げられている。サウンドプロダクションではプロデューサーにマーティー・フレデリクセンを起用したこともあり、いつものLepsより多少はポップでコマーシャルな印象だが、壮大で奥行きのあるサウンドに仕上がったところを見るとマーティーを起用したことに間違いはなかっただろう。21世紀の新生Lepsというよりは、名盤「HYSTERIA」や「ADRENALIZE」、問題作「SLANG」など、過去の作品を1本の線で繋ぎ、今までのLepsの集大成といった感じがして、とても前向きに受け入れられる作品だ。
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