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Damage Done / DARK TRANQUILLITY
dave rodgers ★★ (2005-10-22 11:20:00)
慟哭デス健在。間違いなく彼らの傑作。
ゴシックかメロデスか、3rd以降微妙な表情のアルバムが往来してきたが、これはまさにメロディック・デス路線の6thアルバム。
まずアグレッシヴでドラマティックなナンバーがたくさん収録されている。久々の会心作でしょう。
③「Monochromatic Stains」,⑤「The Treason Wall」を筆頭に今作も相変わらずインスト・パートの緻密性が随所で施されているようにみえる。
泣きのキーボードが全面的に押しだし、且つ中軸であるギターリフの美旋律
との美しい調和(バトルというより共存共栄で成り立つ静と動だったり、美醜の世界)に
よる「静と動」「美と醜」の完全な描写、涙腺を刺激されること間違いなし。
4thでミカエルが何を思ったか「デス・ヴォイスは捨てた」と言い、その後5thでもクリーンなヴォーカル・スタイルへと身をかわしてしまったが
(むしろクリーン・ヴォイスでも結構色気があって好き)、なぜかこの6thでは信じられないほどに暴威的で哀しく泣き叫ぶようなデス・ヴォイスが復活している。それが嬉しい。
楽曲はアルバム全体からみてもクオリティの高い佳曲揃いなことから、このバンドのアルバムに対する全体主義の趣が感じられる。
そこも常に落ち着いて激しい変動のない作品を送り出してくるバンドの特徴的な部分だろうと思う。(いい意味で)。
展開に具備されたその他よりわかりやすさがあるという点、初めて聴く人はこの作品が良いと思います。これは名盤でしょw

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