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King of the Kill / ANNIHILATOR
殺戮の聖典 ★★ (2004-09-22 12:22:00)
前作「SET THE WORLD ON FIRE」で飛躍的な音楽的変化を遂げたものの、ドラマー以外のメンバーが脱退し、ジェフ・ウォーターズ自らがヴォーカル&ベースも担当するなど、殆どソロ作品に近い形で作成された94年発表の4th。
問題視されたジェフのヴォーカルであるが、楽曲にうまくはまっており、違和感は感じられない。
ソリッドな殺傷力に満ちたギター・リフが次から次へと繰り出される楽曲は見事で、特に「KING OF THE KILL」、「SECOND TO NONE」の2曲は必聴!
中盤のメロウでポップなバラード「ONLY BE LONELY」やプログレッシヴな「HELL IS A WAR」、ファンキーなリズムの「SPEED」、叙情性に満ちた「IN THE BLOOD」といったフックのきいた曲の存在も見逃せない。
もっと注目を浴びてもいいと思うのだが、バンドのメンバーが固定しないのがマイナス要因。

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