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Victims of Deception / HEATHEN
火薬バカ一代 ★★ (2006-11-25 20:00:00)
ベイエリアの苦労人スラッシャーが、数々のトラブルを乗り越えて、'91年に漸く発表した2ndアルバム。
まず一聴して耳を疑うのが(失礼)、デイヴィッド・ゴッドフレイのVoの上達振り。思わずブックレットで
メンバーの名前を確認してしまったぐらい、別人のような歌唱でRAINBOWの名曲のカヴァー④や、泣きのパワー・バラード⑥といった、
(かつての歌唱能力で演ったら失笑間違いなしの)難易度高めの楽曲を堂々と歌いこなしていて驚かされる。
作品自体も、イマイチ垢抜けなかった——でもそこが大きな魅力だった——1stアルバムに比べ、
パワー、スピード、ヘヴィネス、それに重厚なサウンド・プロダクションと、全てにおいて格段に洗練された印象。
ただ、それと引き換えに欧州ヘヴィ・メタリックな湿り気が後退していて、その点で大作化した楽曲に多少の冗長さを
感じるのも事実だが、どっこい、リー・アルタス&ダグ・ピアシーの名コンビによる劇的なツイン・リードGは健在。
その涙腺を刺激する泣きメロの洪水には、僅かな鈍りも見られないので安心されたし。

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