この曲を聴け! 

Live in London / JUDAS PRIEST
ロア ★★ (2005-09-23 00:04:00)
リッパーはいいボーカルだと思います。でも本来は彼の持ち曲ではない曲がセットリストのほとんどだからでしょうか、やっぱり違和感を感じます。
あと、中低音はロブより上かもってくらい、すごくパワーのある歌唱なんだけど、中途半端な高さのハイトーンになった瞬間に弱さが出ますね。
苦手な音域があるような印象を受けました。
ある程度高い音になると、またいい声になるのだけに残念でした。
別に彼にロブそのものを求めてはいないけど、
ロブが見せた曲のよさを理解していたからこそ、
彼自身もプリーストファンだったわけだと思うのです。
であればこそ、妖しさや物悲しさみたいな要素がいる曲でまで、
わざわざ自らの得意分野であるパワフルな歌唱をしなくても良かった気がします。
酷評のようにも見えるかもしれないけども
その辺の工夫なんかは十分にできるハズのボーカリストだからこそ
余計な部分まで期待してしまうのかもしれませんね。
セットリストはこれからのプリーストではやらない(やれない)曲も多いので
ベストかどうかは別にして、貴重で満足のいく内容だと思います。
ロブのような威厳や存在感、余裕ってのは感じられないかもしれないけど
手抜きらしい手抜きをしないで、一生懸命歌ってくれる彼もまた
ファンに真っ直ぐ誠実に向き合ってくれる最高のメタルゴッドの一人だと思います。
特にペインキラーなんか聴いてると、大丈夫?って心配したくなるくらいです。
この時の彼の声帯からは確かに"原爆よりもうるさい轟音"が出ていたんじゃないかな。
→同意